バルサ、本命引き抜き失敗 スアレスの後釜は……

スペイン=リーガ・エスパニョーラの3強の一角アトレティコマドリードは、退団が濃厚となっているFWグリーズマン(フランス)の後釜としてセリエA(イタリア)の強豪・ユヴェントスのFWパウロ・ディバラ(アルゼンチン)を獲得する方向で合意に至ったとスペインの地元紙が報じた。
退団が秒読み状態のグリーズマン=サンケイスポーツ
16/17シーズンCLのラウンド8のバルセロナ戦でゴールを決め、優勝候補のバルサを敗退に追いやった。=getty image


そして、退団秒読み状態のグリーズマンに熱視線を送るのが昨夏PSGへ電撃移籍を果たしたFWネイマール(ブラジル)の後釜探しに奔走するバルセロナだ。

グリーズマンも、バルセロナ移籍に前向きな態度を示している。

かつて、バルセロナはネイマールの後継者としてディバラにラブコールを送っていた。

しかし、そもそもディバラ自身がバルセロナへの移籍に否定的だった。そこで今冬の移籍市場でリヴァプールの絶対的エースだったMFコウチーニョ(ブラジル)を200億超の大金をはたいて獲得した。

そういった経緯もあり、バルセロナは“本命”獲得を断念することになった。

“本命”はライバルチームに引き抜かれ、そのトレード要員を獲得することになるというのはなんとも皮肉な話。

もちろん、グリーズマンはゴールセンスにおいては世界屈指の選手であるしトップ下も十分に務まる。年齢も27歳であることを考えれば、31歳を迎えたFWスアレスの後継者として十分に機能するに違いない。

ただ、ディバラと比べるとやはりディバラの方が若く、代表をともにする未だ衰え知らずのFWメッシ(アルゼンチン)との相性のよさもうかがい知れることもあり見劣り感は否めない。

それに、バルセロナのサイドにはコウチーニョ、デンべレと若きストライカーたちがそろっている。

34歳を迎える大ベテラン、MFイニエスタも後身に譲るほどの衰えは見せていない。

はたしてグリーズマンの獲得はマストなのか。

サッカーについて詳しいわけではないので、グリーズマンの獲得を疑問視するのは完全な私見にすぎないのだが、個人的にはディバラの方がグリーズマンよりプロモーション効果は高そうだし、バルセロナを率いて立つ顔となる期待値も高い。

メッシやイニエスタなどバルセロナの黄金時代を作り上げた役者たちがピッチを去れば、たちまちタレント不足に陥ることは必至だ。

まあ、バルセロナファンなのでグリーズマンが来るにせよディバラが来るにせよはたまた誰も来ないにせよ強ければそれでいいのだが………………。

0コメント

  • 1000 / 1000